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カテゴリ: | 2024-09-20 (Fri)
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 IPA(情報処理推進機構)から、『情報セキュリティに関する被害と個人属性』というレポートが公表されました。

 情報セキュリティ上の被害(ウイルス、フィッシング、架空請求、不正利用)に遭いやすいのは、どんなタイプの人かを調査分析したものです。

 被害に遭いにくいのは、情報収集・処理能力の高い人、意識的なセキュリティ対策をしている人という傾向が示されています。これは、直感的にもそうだなと思えます。

 逆に、「自信過剰な人は被害に遭いやすい傾向」が示されています。ここで、「自信過剰な人」とは、コンピュータやセキュリティをよく知っていると自認しているが、知識を伴わない人(セキュリティに関する試験を受けさせたら成績が低かった人)を指しています。

 「私はセキュリティに詳しいです」と言う人がいるとして、本当に知識がある人なら被害に遭わないが、実は知識のない人だったら被害に遭いやすいのです。見た目ではどちらのタイプなのか、区別がつかないかもしれません。知識を伴っていることの証明として、情報セキュリティスペシャリストをはじめとする資格は有効でしょう。

 そのほか、性別では男性、世代では若年者・高年者、ネット利用時間の長い人、ネットカフェ利用者、ネットオークション利用者が、被害に遭いやすい属性となっています。

 なかなか興味深いレポートとなっていますので、ぜひご一読下さい。
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 情報処理技術者試験対策の仕事をしている関係で、記述式試験の答案を見る機会があります。

 ところが、指定された文字数を埋めていない解答が多いです。マークシートだけの基本情報技術者に合格した後、初めて記述問題のある応用情報技術者を受験する方に多いと思います。
 
 例えば「40字以内で答えよ」という設問で、15字しか書いていないケースです。知識がないのでなく、本人は頭の中で理解していると思われるのですが、15字しかアウトプットしていないのです。
 
 「通信内容が漏えいしたのはなぜか、40字以内で答えよ」という設問があるとして、
         
                                       

という解答があったとします。(この設問は実際の出題ではありませんが、これくらいの分量しか書いていない解答は、実際に多いのです。)

 ネットワークやセキュリティの仕事をしている人の会話なら、「どうして通信内容が漏えいしたのかなあ」「データを暗号化していなかったからですよ」で話は分かります。互いに相手の素性を知っており、暗号化しないと第三者に盗聴されるリスクがある、という知識を事前に共有しているからです。
 
 しかし、試験の答案は違います。採点者は、解答者の顔も名前も年齢も知りません。会話と違って、解答者に「暗号化しないと漏えいするのはなぜか?」と聞き返して、補足を求めることもできません。この人は本当に理解しているのか? と思われたらダメです。

 「暗号化されていないなら、盗聴されるのは当然だし、書かなくても採点者は分かるよね」ではなく、「暗号化しないと盗聴のリスクがある、という当然の知識を私は持っています」と採点者に対して主張すべきなのです。
 
 
と答えれば、「私はきちんと理解しています」と主張し、採点者を納得させることができます。誰が(=第三者が)、どこで(=インターネット上で)、何をした(=パケットを盗聴した)という情報が含まれていること自体が大きな違いです。
 
 指定の文字数は目一杯使うことを想定して作問されています。余裕を持たせて40字以内にしてある…のではありません。解答欄の8~9割以上のマス目を埋めてほしいと思います。

 ちなみに、情報処理技術者試験の問題文は1行38文字で印刷されているので、40字で述べよと言われたら、問題文1行に相当する文章だなと視覚的に把握すると便利です。
 
 IPA (情報処理推進機構)から、2012年度秋期試験の応募者数が発表されました。前年同期比で、基本情報技術者とシステムアーキテクト以外は増加しています。しかし、前年(2011年度秋期)は東日本大震災の影響を受けて、2010年度秋期の応募者数と比べると大幅に応募者数が減少したという特殊事情がありました。

 2010年度秋期と2012年度秋期を比較すると、応募者数が2010年度のレベルまで復活したのはITサービスマネージャ試験だけです。情報セキュリティスペシャリスト試験は、97%まで復活しています。自然災害も情報セキュリティ上のリスクのひとつで、震災をきっかけにシステム運用管理のあり方も再考を迫られていますので、この2試験区分に注目が集まったのかもしれません。

  応募者数(秋期) 比率
(2012年÷2010年)
2010年度 2011年度 2012年度
総数 247,989 209,049 211,059 85.1%
基本情報技術者試験 100,113 82,090 79,674 79.6%
応用情報技術者試験 66,241 56,085 57,609 87.0%
高度試験 小計 81,635 70,874 73,766 90.4%
 ITストラテジスト試験 8,236 7,077 7,359 89.4%
 システムアーキテクト試験 12,553 9,954 9,901 78.9%
 ネットワークスペシャリスト試験 25,544 21,465 21,941 85.9%
 情報セキュリティスペシャリスト試験 28,989 26,539 28,188 97.2%
 ITサービスマネージャ試験 6,313 5,839 6,387 101.2%

 


高度午前対策本高度午前対策の参考書には、A5版のものと、一回り小さいB6版のものがあります。こういう類書は私も購入して研究していますので、B6版参考書についてコメントしてみます。
 
コンセプト
A5版は、落ち着いた場所で勉強することを想定して作られています。これに対してB6版は、カバンに入れて通勤電車の中などで読むことを想定して、小さくしていると考えられます。
 
価格帯
A5版は、500ページ以上で 3,000円くらいのものが中心です。B6版は、400ページ程度で 1,500円前後です。小さい本なので、割高感を与えない価格設定になります。ただ、高度試験を受けるのはIT企業の中堅以上の社員が中心で、3,000円は出せない金額ではありませんから、安さ自体は訴求していないと思います。
 
内容量
B6版は小さくてページ数も少ないですが、文字を小さくして余白も少なくしているので、全体の文字数はおそらくA5版と変わらないと思います。
 
刷り色
B6版はいずれも単色刷(基本的には白黒)です。A4版は、私の著書も含めて、二色刷が多いです。もちろん、単色刷でコストを圧縮しているのですが、見やすさは劣ります。
 
年度表示
価格が安くても、執筆や編集の手間は同じだから、毎年改訂するのはコスト的に見合いません。「2012年版」のような年度表示がないのは、ある程度の部数をまとめて刷って、数年かけて売るつもりだからです。年度表示をすると試験日が過ぎたとたん、賞味期限切れとして書店から撤去され、アマゾンなどでもぱったりと売れなくなります。もちろん年度表示しなくても、2年も3年もたてば、内容が古くなって売れ行きが落ちてきます。改訂して売れそうなら改訂版を出しますが、そうでなければ改訂されず自然消滅もありえます。
 
個別参考書
写真中上:『徹底攻略ポケット高度試験共通午前Ⅰ・Ⅱ対策』(五十嵐聡、インプレスジャパン、2010年8月)
過去問集で300問を収録していますが、ちょっと看板に偽りありです。収録問題の8~9割は、基本情報と応用情報(旧・ソフトウェア開発含む)の過去問です。高度午前Ⅱの過去問は、ほんのわずかしかありません。

写真中下:『高度試験共通午前Ⅰ・Ⅱポケットブック―応用情報技術者午前対応―』(大川晃一、オーム社、2012年8月)
章ごとに知識解説と過去問題があります。文字が詰まりすぎていて、通勤電車で読むのは疲れそうです。
 
写真右上:『ポケットスタディ高度試験共通午前Ⅰ・Ⅱ対応[第2版]』(村山直紀、秀和システム、2012年1月)
3年前の初版がよく売れたようなので、改訂第2版が出ました。内容はよくできていると思います。著者の個性が強く出ていてアクの強い文章が多く、好き嫌いが分かれそうです。
 
写真右下『高度共通午前Ⅰ早わかり一問一答』(高鹿陽介、TAC出版、2010年10月)
左右見開きで左側に問題、右側に正誤と解説を載せています。過去問そのままの収録でなく、用語や選択肢の単位で問題をばらして、○×式にしてあります。通勤電車の中で読むなら、このシンプルさはいいと思います。

写真左は、私の著書です。
 
2013年度の情報処理技術系の解答速報はこちらです。

さとさんから、2012年の医療情報技師試験の問題をご提供いただきました。
 情報処理技術系について、解答を作成し、私のコメントを付けました。全部合っているかどうかは保証しませんので、ご了承下さい。

[問1] (4) 定番の2進数の計算問題です。
[問2] (4) 定番の基数変換です。
[問3] (1) ASCIIコードの問題は定番ですが、「7ビットコード」という聞き方は初めて。
[問4] (2) 小さい方の補助単位は初出題。n (ナノ)と p (ピコ)の順序で迷った人が多そう。
[問5] (4) メモリは頻出問題ですが、ちょっと難しいかも。EPROM には、紫外線でデータを消去できるもの(UV-EPROM)があります。
[問6] (4) ノートPCに付いているタッチパッドですが、意外に名前を知らない人も多いかも。
[問7] (1) IDEは2008年以来の出題で、盲点でした。ただ、USB、IEEE1394、RS-232Cがシリアルというのは知っていてほしいので、SATAとの2択に絞れます。
[問8] (4) RAIDは毎年出題の定番です。
[問9] (2) これも定番です。難しくはないでしょう。
[問10] (4) 2011年問10と似た問題です。プログラミング経験がないと、丸暗記で対処するしかないのが辛いところ。
 
[問11] (2) 利用者の立場ではバッチ処理を意識することは少ないので、情報処理の業務に関わっているかどうかですね。
[問12] (3) 定番のA/D変換です。同じ意味の「標本化」と「サンプリング」を混ぜているのが、いやらしい。
[問13] (3) MP3は音楽ファイルと知っていれば、すぐ分かります。
[問14] (3) 無線LANの暗号は少し難しいですが、ESS-IDの役割を知っていればできます。
[問15] (5) プロトコルの基本です。
[問16] (5) WANの基本です。
[問17] (正解なし) この問題は異議ありで、没問にしてほしいです。
(1) IPv6の導入が急速に進んでいるので、(1) は「IPv4アドレス長は32ビットである。」とIPv4とIPv6を区別すべきです。
(2) TCP/IPは、TCPとIPの2つのプロトコルだけを指すのでなく、関連する多数のプロトコルを含む概念です。だから、TCP/IPには、メールの送受信を行うプロトコルである、SMTP、POP3、IMAP4なども含まれます。
(3) この書き方では、TCP/IPは「TCPとIPの2つのプロトコルだけ」と読めるので間違い。
(4) TCP/IPには、コネクション型のTCPも、コネクションレス型のUDPもあります。
(5) これだけは正しいです。
[問18] (5) MACアドレスの基本です。
[問19] (2) 伝送速度の基本的な計算問題です。
[問20] (3) サブネットマスクなので、「/21」の部分だけで考えます。
 
[問21] (5) ARPは2007年にも出題されていますが、なかなか理解してもらいにくいプロトコルです。
[問22] (2) NAPTはIPアドレスとポート番号を変換します。2004,2007,2008年にも出題。
[問23] (2) 厳密には、ドメイン名は正しいが、ユーザ名が存在しないということ。
[問24] (2) NTPは初出題だと思います。
[問25] (5) ちょっと考えさせられますが、主キーは重複が許されないのは明白です。
[問26] (4) INNER JOIN が出てきてびっくりしますが、GROUP BY を知っていれば分かります。
[問27] (5) 薬品ごと、病棟ごとに、日ごとに使用量を記録するので、3つの列の組が主キーです。
[問28] (3) 射影の定義そのものです。
[問29] (4) データの流れを表す図は、DFDです。
[問30] (5) 否認防止は例えば、送信者に「送信した覚えがない」と言わせない特性です。
 
[問31] (3) 公開鍵暗号と言えばRSAです。
[問32] (1) 体格だけでは個人を特定できませんね。
[問33] (5) これは斬新な問題です。5人だと、共通鍵暗号で5×4÷2=10個、公開鍵暗号で5×2=10個で同じ。6人だと、共通鍵暗号で6×5÷2=15個、公開鍵暗号で6×2=12個。
[問34] (1) 問30と同じく否認防止です。改ざんは検知できますが、防止できません。
[問35] 35番=(7)、36番=(2) 電子署名の原理の一部です。
[問36] (5) 分かりにくい問題ですが、これしかない。
[問37] (5) VPNの詳細に立ち入った出題は初めて。
[問38] (5) プロトタイピングの基本です。
[問39] (4) ガントチャートの意味を知っているかどうかです。
[問40] (4) テスト工程の用語に見覚えがあれば、消去法です。
 
[問41] (4) PMBOKをひととおり見たことがないと難しいかも。
[問42] (4) 所要期間の合計が最長のものになります。(5)は矢印に逆行しているのでダメ。
[問43] (4) UPSの仕掛けを知っていれば易しい。
[問44] (3) ライセンス管理の経験がないと馴染みがないかもしれません。
[問45] (4) 定番問題です。
[問46] (4) ちょっと迷いますが、リスクを想定した上で、バックアップの要素を決めます。
[問47] (4) きちんと覚えていないと、フォールバックと迷うかもしれません。
[問48] (3) (50+90+70)÷3=70
[問49] (4) 時間は短い方がいいです。
[問50] (4) I は Integrity です。英語で聞かれると、なかなか難しい。
 
 情報処理技術者試験のように、長丁場の試験や論述式の試験では、頭も手も酷使します。脳の栄養になるブドウ糖が消費されるので、昼休み以外の休憩時間にもチョコレートなどで栄養補給すればいいですよ、という話をよく聞きます。私もそうかなと思ったので、ときどき実践していました。
 
 が、しかし、甘い物の摂り過ぎは逆効果です。単糖類はそのまま、二糖類(砂糖や乳糖)もすぐ単糖に分解されて血中に入り、急速に血糖値(血中のブドウ糖濃度)を上昇させます。すると、インシュリンが一気に分泌され、余剰のブドウ糖が筋肉や脂肪組織に運ばれて血糖値が急低下します。しかも空腹時に食べると胃での滞留時間が短いため、血糖値の上昇がさらに早くなり、反動による急低下も激しくなります。
 
 これに対して、米、麺類、パンなどに含まれる多糖類(デンプンなど)は少しずつ分解されて単糖類になります。こういった食物は、他の食物成分(繊維質、脂肪、タンパク質など)と一緒に摂取することが多いので、胃での滞留時間を長くする効果もあります。結果として血糖値を急上昇させず、長時間にわたって血糖値を維持してくれます。午前の試験は朝食、午後の試験は昼食をきちんと摂れば大丈夫だろうを思います。休憩時間の甘い物は、ほどほどにしたほうがよさそうです。
 
 昨日は医療情報技師試験の日でしたね。解答速報を求めて、このブログを検索している方が非常に多いです。

 私は医療系の専門学校で、IT系科目を教えております。その一環で2005年、2009年、2010年、2011年と、4回受験して4回とも合格しています。

 しかし今年は受験しておりませんので、現時点では問題が手元にありません。「情報処理系」については問題さえ入手できれば、すぐに解答は作れるのですが。(問題文を提供していただける場合は、info@acrux.co.jp へお願いします。テキストファイル、Wordファイル、PDFファイル、画像ファイルなど、形式は問いません。)

 問題を提供していただきましたので、まず情報処理技術系の解答を作成しました。

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