会社を設立して1ヶ月たちました。一人で仕事をしている状況は変わりませんが、気分的にいろいろ変わった気がします。
　まず、以前も今も、企業から仕事を頂いていることには違いないのですが、個人事業主だと下請け気分から脱却できないところがあります。それが会社となると、互いにメリットがあるような仕事を考えることができること。そして、取引先として対等な気持ちで渡り合えるということ。今までは「この仕事をお願いします。」と頼まれる立場だったのが、「こういう仕事を一緒にやっていきませんか。」という話になります。自分一人では難しい仕事もありますが、会社にすると外部にお願いしやすくもなります。

　以前のエントリ「情報処理試験の併願？」を実行してみることにしました。ITパスポート試験とプロジェクトマネージャ試験を同日に両方受験するというものです。
　09:30 ITパスポート受験開始
　10:30 途中退出⇒教室移動
　10:50 プロマネ午前II受験開始（午前I免除）～以後、午後IIまで受験
　移動時間が20分しかありませんので、ITパスポートとプロマネが同一会場で実施されることが条件です。首都圏や関西圏では試験区分ごとに会場が違うので、だめです。統計情報を見て、大阪の近くで受験者数の少ないところを探すと、徳島（400人程度）か和歌山（600人程度）です。移動の便利さは和歌山ですが、別会場になる可能性もあるので、安全策？を取って徳島にします。前日に高速バスで移動して、前泊です。
　試験センターのサイトから申込みしてみたところ、同一人物が二重申込みしているというので、警告メッセージが出るようになっていました。かまわずに手続を続行すると、両方とも出願できました。

　前の会社を辞めて以来、2年ぶりに給与を受け取りました。といっても、会社の銀行口座から自分の銀行口座へ、源泉所得税を引いた給与額をATMを使って振り替えただけです。ちょっと前まで、自分のお金だったのが会社の資本金になり、そこから給与が支払われるわけで、なんか変な感じですね。

　1月6日付で提出された設立登記の書類が受理されて、1月12日の補正日までに問題がなかったとのことで、会社が正式に設立されたことになりました。これで法務局で登記簿謄本や印鑑証明書が取得できる状態になったので、会社名での銀行口座も作れるようになりました。人間は物理的に存在しますが、会社は存在を証明する書類があって初めて、いろいろと動けるようになります。
　この後も、府税事務所や市役所への届出などが続きます。人を雇えば、社会保険の手続も発生します。会社としての体裁を整えていくのは大変なのでした。

　会社の設立登記が完了したので、ドメイン名 acrux.co.jp の取得申請をしました。登記簿謄本が必要だと思っていたのですが、単純に申請するだけでドメインが取れてしまいました。昔は登記簿が必要だったと思いますが、これだと会社が存在しないのにドメイン名が取れてしまうような気が…。
　なお、実際にドメインが使えるようになるには、まだ時間がかかるようです。汎用JPドメイン名の acrux.jp は少し前に取っておきました。

(1月12日追記) acrux.co.jpのDNS、Web、メールサーバの設定を完了しました。Webとメールが使えるようになりました。

　本日付で株式会社アクルクスを資本金500万円で設立しました。一昨年の1月に独立してから2年間を個人事業でやってきましたが、今後の事業展開をにらんで法人化しました。
　アクルクスの英語綴りは Acrux で、みなみじゅうじ座(南十字星)の一等星であるα星の固有名です。みなみじゅうじ座は、全天の88星座の中で最も小さい星座ですが、知名度は抜群です。小さくても、きらりと光る会社となるよう、努力したいと思います。このブログのタイトルも変更しました。

　手続は基本的に税理士、司法書士の先生にお任せだったので、私がやったことと言えば、会社印を作ったことと、書類にハンコを押したことと、銀行へ行ったことくらいです。会社の代表取締役になったと言われても、まだ実感はありません。ただ、500万円が私個人のお金でなく、会社のお金になってしまったということがありますが(笑)。

　10月に受験した医療情報基礎知識検定試験の結果(成績証明書と認定証)が届きました。この成績証明書には、分野別の得点が書いてあるので、分野ごとの出題数も分かります。

1	医療制度や医療関連法規の基本	12問
2	病院における診療体系と機能分担	9問
3	医療情報の特性および取扱い	5問
4	医療情報を取り扱う上で必要な医療情報倫理	6問
5	医療情報を取り扱うための基本的な情報処理技術	10問
6	医療情報システムの基本的な利用形態と機能	13問
7	医療情報の共有・活用を図るための基本的な方策	13問
8	医療情報を安全に取り扱うために必要な事項	12問

で、合計80問です。合格基準は80点満点のうち60点以上ですが、654人中、470人合格らしいので、合格率は72%です。学生さんに合格を目指してもらうには、わりといいのかもしれません。
　私は特に勉強などもせず受検しましたが、80点満点で75点でした。8分野のうち3分野が満点で、残り5分野で1問ずつ誤答でした。けっこう、奇跡的な点数かも…。