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カテゴリ: | 2024-09-20 (Fri)
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中小企業診断士の二次筆記試験に合格し、今日は口述試験に行ってきました。
 もう受験生全員の試験が終わった時間ですので、備忘録として様子を書いておきます。

【試験開始まで】

 試験会場は筆記試験と同じ、東大阪市の大阪商業大学です。私の試験開始は11時12分です。9時半頃に自宅を出て、10時20分頃に会場に到着しました。

 4階に上がって、442教室(控室1)で受付を済ませます。早めに到着したので、試験問題や資格スクールの想定問答集を読んで復習していました。(私は独学でしたが、気休めにTACとLECの模擬口述試験だけ受けました。)

 受験生は9班に分けられていて、各班2列ずつ割り当てられた座席に座って待ちます。大阪の口述受験者は224名で、25名×9班に分けて5時間で試験するのでしょう。1人につき試験10分、入替え2分で、1時間に5人ずつです。受験番号の先頭から9人が10:00開始の1~9班です。次の9人は10:12開始の1~9班、その次の9人は10:24開始の1~9班となっているようです。

 案内係の女性(大阪府中小企業診断協会の職員)が「●班のXXXXX番の方」と、次の順番の人を呼びに来ます。呼ばれた人は、いったん廊下を挟んだ向かいの教室(控室2)に案内されます。そして、前の受験者が終わる頃になると、5階の試験室に案内されるという手順です。

 ところが、私と同じ班の前の受験者が何度呼び出されても不在で、私は11時10分になっても呼び出されません。え~、忘れ去られてないか~? と不安になったところでようやく呼び出されましたが、時間が迫っていたので控室2に行かず、直接5階の試験室に案内されました。 5階には班ごとに9つの試験室が用意されており、自分の班の試験室前の椅子で待ちます。

【試験の様子】


 ノックして教室に入り、荷物を置きます。面接員は2人です。長机を5台並べてあり、向こう側に面接員2人が着席しています。受験者側にも机がありますので、互いの足元は見えません。

 しばし面接員の顔をチェックします。右の面接員は、今日が誕生日の某俳優に似ている50歳くらいの方。左の面接員は白髪交じりで某大臣に似ている学者風の60歳くらいの方。

 昨年までは、記録係が1人いて合計3人だったそうですが、「中小企業診断士試験受験手数料等の見直しに関する委員会報告書」の2ページ最後にあるように、面接員経費削減のため、今年から2人となったようです。資格試験を受けに来ると、試験監督や室内の様子をウォッチしてしまうのは、ほとんど職業病です。

 まず、右の面接員が、「それでは只今から口述試験を始めます。」と言います。黙っていてもいいのですが、間髪入れず「よろしくお願いします。」と返事しました。次に、「氏名と生年月日を和暦で言ってください。」と聞かれました。西暦でなく、和暦の指定です。

●1問目:事例Ⅰ

 いよいよ質問に入ります。左の面接員が、「事例ⅠのA社についてお聞きします。金属加工の会社ですね。」と言いました。

 1つめの質問は、「中小企業が海外進出しようとするとき、調査すべき事項を述べてください。」です。

 あちゃー、いちばん苦手なところを突かれました。海外で仕事した経験がないので、一般論を述べるので精一杯です。2分間しゃべってやれやれと思ったら、「ほかに物理的なことでは何かありませんか。」と追加質問が飛んできました。物理的!? 仕方ないので「物理的とは何か地理的な面でしょうか」と聞き直しましたが、あぁ、インフラのことだと気付いたので答えました。

 2つめの質問は、「品質確保のためには、A社はどのような活動をすべきですか。」です。

 日本の本社のことなのか、海外工場のことなのか分からなかったので聞き返すと、どちらも両方とのことでした。この辺りは、日本のもの作りの精神を海外現地従業員に教育するようなことを答えました。ところが、これも追加質問が飛んできました。内容は忘れました。。。

●2問目:事例Ⅱ

 2問目は右の面接員から、「事例ⅡのB社についてお聞きします。焼酎製造の会社ですね。」ときました。おお、ちょっとラッキー。

 1つめの質問は、「垂直的連携はどのようなものか述べてください。」でした。

 B社と関係なく、一般知識です。「水平的連携との対比になりますが、サプライチェーンの上流側と中流側、中流側と下流側のように企業が連携することです。」のように答えました。たぶん1分半くらいだったと思いますが、追加質問はきませんでした。

 2つめの質問は、「コーズリレーテッドマーケティングとはどのようなものか述べてください。」でした。

 おお、これは超ラッキーです。以前のエントリにも書いたネタです。楽勝で1分半程度で答えて、追加質問はありませんでした。

【試験が終わって】

 これで10分間の口述試験は終わりました。事前に得た情報どおり、4事例のうち2事例について、2つずつの質問でした。事例Ⅰで時間を浪費したので、事例Ⅱは手短に終わらされた感じがします。

 しかも、事例Ⅱで聞かれたことは、筆記試験でも完全に正解した内容でした。筆記試験でできていないことを聞かれるとの噂もありますが、そうとは限らないようです。立ち上がったときに面接員の手元資料を遠目にちらっと見たところ、筆記試験の評価データは持っているようでした。

 お礼を言って試験室を出ると、5階からエレベータで直接帰るよう案内されます。これから受験する人に情報が漏れないようにするためですね。

 校舎から出ると、緊張から解放されて、なんだか笑いがこみ上げてきました。あとは26日の合格発表を待つだけです。

【追記】

 今年度は結局、口述試験は一人の欠席者もなく全員合格でした。口述試験の目的は、実務補習の準備にあると思います。指導員や他の受講者ときちんとコミュニケーションをとれるか確認するとか、どういう性格の人かを見て実習班編成の参考にするとか、そんなことです。
 服装はほとんどの方がスーツでしたが、ラフな恰好(ジーンズなど)の人を2人ほど見かけました。周囲がスーツばかりで、その本人は焦っただろうなあと思います。でも、服装は関係なく合格できることが証明されました(笑)
 ※実務補習では、中小企業を訪問しますから、失礼のないようスーツで参加してください。

【口述試験対策】

 筆記試験では、私が書いた解答をすべて書き写す時間があったので、帰宅後すぐに再現解答を作り、「ふぞろいな合格答案」に提供しました。ただ、答案の記述と口述試験の質問は関係ないようなので、再現答案を作ること自体は重要ではないと思います。再現答案を作ることによって、出題に対する理解を深める効果はあります。

 TAC、LECなど各社の解答速報を収集したり、解答解説会に出たりして、いろいろな見方を知ることが重要です。特に助言問題に絶対的な正解はないので、各社ごとに解答速報が違っていて当然です。むしろ違いがあるほうが、多面的な助言を考えることができて好都合です。頭の中に、ネタの引き出しを作っておいて、即座に提案を出せることが大切でしょう。

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