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カテゴリ: | 2024-09-19 (Thu)
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 モジュール強度の話です。

 この言葉を初めて聞いたとき、“強度”の意味が想像できませんでした。

 プログラムのモジュールに1つだけの機能を持たせるか、複数の機能を持たせるか。複数の機能を持たせるなら、どのような機能を組み合わせたモジュールにするか。・・・というのが、モジュール強度で、1970年代に提唱された考え方です (Stevens 1974, Myers 1975,78, Yourdon 1978,79)。当初は3段階で考えられて、後に現在のような7段階に拡張されました。

 「モジュール強度」には、「モジュール凝集度」という言い方もあります。“強度”は意味が想像しにくいですが、“凝集度”はまだ意味が分かる気がします。

 グーグルで検索すると、「モジュール強度」 4,730件、「モジュール凝集度」 1,240件なので、日本では“強度”が多数派です。

 ところが英語では、“module strength” 4,850件、“module cohesion” 8,850件で、逆に“cohesion” (凝集度)が多数派です。英語版Wikipediaも、cohesionで項目が立てられています。

 そうなった理由はおそらく、身も蓋もないですが、情報処理技術者試験の出題用語として採用されたからです。もちろん、検索結果には過去問題そのものも多く含まれますが、試験対策で勉強した人が用語を広めたことも大きいでしょう。私としては、“凝集度”を採用したほうがよかったのかな、と思います。

 言葉から意味が想像しにくいので、試験に出せば、きちんと勉強して理解しているかどうか判定できる・・・というメリットはあります。
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