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カテゴリ: | 2024-09-19 (Thu)
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 情報処理技術者試験対策の仕事をしている関係で、記述式試験の答案を見る機会があります。

 ところが、指定された文字数を埋めていない解答が多いです。マークシートだけの基本情報技術者に合格した後、初めて記述問題のある応用情報技術者を受験する方に多いと思います。
 
 例えば「40字以内で答えよ」という設問で、15字しか書いていないケースです。知識がないのでなく、本人は頭の中で理解していると思われるのですが、15字しかアウトプットしていないのです。
 
 「通信内容が漏えいしたのはなぜか、40字以内で答えよ」という設問があるとして、
         
                                       

という解答があったとします。(この設問は実際の出題ではありませんが、これくらいの分量しか書いていない解答は、実際に多いのです。)

 ネットワークやセキュリティの仕事をしている人の会話なら、「どうして通信内容が漏えいしたのかなあ」「データを暗号化していなかったからですよ」で話は分かります。互いに相手の素性を知っており、暗号化しないと第三者に盗聴されるリスクがある、という知識を事前に共有しているからです。
 
 しかし、試験の答案は違います。採点者は、解答者の顔も名前も年齢も知りません。会話と違って、解答者に「暗号化しないと漏えいするのはなぜか?」と聞き返して、補足を求めることもできません。この人は本当に理解しているのか? と思われたらダメです。

 「暗号化されていないなら、盗聴されるのは当然だし、書かなくても採点者は分かるよね」ではなく、「暗号化しないと盗聴のリスクがある、という当然の知識を私は持っています」と採点者に対して主張すべきなのです。
 
 
と答えれば、「私はきちんと理解しています」と主張し、採点者を納得させることができます。誰が(=第三者が)、どこで(=インターネット上で)、何をした(=パケットを盗聴した)という情報が含まれていること自体が大きな違いです。
 
 指定の文字数は目一杯使うことを想定して作問されています。余裕を持たせて40字以内にしてある…のではありません。解答欄の8~9割以上のマス目を埋めてほしいと思います。

 ちなみに、情報処理技術者試験の問題文は1行38文字で印刷されているので、40字で述べよと言われたら、問題文1行に相当する文章だなと視覚的に把握すると便利です。
 
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