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カテゴリ:IT全般 | 2009-06-15 (Mon)
 このところ、奈良県桜井市にある箸墓古墳や桜井茶臼山古墳で興味深い発見が続いています。どちらも私の実家から程近い場所で、小さい頃から古墳や遺跡は身近な存在でした。建物の基礎工事のために地面を掘れば、土器の破片がふつうに出てくるような地域です。そこまで時代を遡らなくても、奈良には有史以来の記録が多く残されています。
 翻ってIT化が進んだ現代において、電磁的記録がどのくらい後世まで残ることができるか考えると、非常に寒い状況があります。メールや個人的に作成したデータなど、ローカルディスクに保存されるものは、持ち主が亡くなれば、誰にも引き継がれることなく失われそうです。
 Webに公開されているデータは内容の変化が激しく、数年間もてばよいほうです。10年前のメールに書かれたURLにアクセスすると、ほとんどがエラーになります。政府や自治体のサイトでも合併や組織変更のために失われたデータが多くあります。
 記録媒体が残ったとしても、それを読み出すハードウェアがなくなります。すでに、5インチFD、MOディスクなどは、ハードウェアを見つけるのが困難です。
 また、記録媒体からデータを読み出せたとしても、アプリケーションソフトウェア固有のデータ形式だと、意味不明なバイナリデータであり、解読が困難を極めるでしょう。5,000年前の楔形文字を解読した歴史家の比ではありません。
 1,000年後の人が21世紀を研究しようとしたとき、実は何も分からない状態になるのではないか、そんな気がします。
 国会図書館のデジタルアーカイブのような取り組みもありますが、技術変化によらず将来にわたって読み出し可能なデータを引き継ぐ方策を考えておかなければなりませんね。
 1,000年後の人がこのブログを目にすることを願って。
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