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カテゴリ: | 2024-09-06 (Fri)
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医療情報技師検定試験で、専門学校生の合格者数は、2008年まで毎年10名以下でしたが、2009年を境に急増して毎年40名前後となっています。第11回(2013年)試験では42名でした(業務内容分布表による)。

 これは、医療系・情報系の専門学校が医療情報技師向けの授業を始めたためと考えられます。私が講師を務める京都栄養医療専門学校でも、2009年に医療情報技師コースを新設しました。

 2013年の合格者を輩出した専門学校のうち、検索で見つかったのは次のとおりです。首都圏の専門学校がない(見つからない)のが、意外です。★は電子開発学園という学校グループに属しています。


 医療情報技師の専門コースを設けたところは、着々と合格実績を積み上げています。とはいえ専門学校生には難関です。そのためホームページや資料では、「合格率」でなく「合格者数」をアピールしているところがほとんどです。

 また、既存コース(医療事務、診療情報管理士など)の中で、入学案内に「目指せる資格」に含めているところも見かけます。ただし実質的な試験対策授業が行われておらず、合格実績のないところもあるようなので注意が必要です。

 合格がゴールではありませんので、学生で合格した人の進路や現状が気になるところではあります。

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2013年10月18日に、第11回医療情報技師検定試験の合格発表が行われました。

 今回も認定者(免除を含めて3科目合格者)の受験番号と、各科目合格者(認定者を含む)の受験番号が公表されていますので、分析してみました。

 認定者は 1,615名です。科目合格者は、情報処理 2,031名(うち認定者 1,231名)、システム 1,977名(うち認定者 1,101名)、医学医療 2,116名(うち認定者 1,275名)となっています。

★認定者の分析

 今回3科目受験して3科目とも合格した人は914名です。過年度合格による免除科目があって、今回残り科目を受験して合格した人は701名です。詳しく見ると、次のようになります。

情報処理 システム 医学医療 人数
合格 合格 合格 914
合格 合格 免除 35
合格 免除 合格 55
免除 合格 合格 74
合格 免除 免除 227
免除 合格 免除 78
免除 免除 合格 232
合計 1,615

★不認定者の分析

 不認定者については、次のようになります。

 今回2科目合格している方は、3科目とも受験して2科目合格し、1科目が不合格だったと判断できます。
 今回1科目のみ合格している方については、3科目とも受験したのか、1科目免除で2科目受験したのかは区別できません。
 今回科目合格のない方については、3科目とも受験したのか、1科目免除で2科目受験したのか、2科目免除で1科目受験したのかは区別できません。

情報処理 システム 医学医療 人数
合格 合格 不合格 232
合格 不合格 合格 78
不合格 合格 合格 227
合格 or or 490
or 合格 or 417
or or 合格 536
or or or 1,310
合計 3,290

 なお、2012年の第10回試験の分析は、こちらです。
2013年度医療情報技師検定試験の情報処理技術系の解答速報です。
疑義がありましたら、コメントでお知らせください。

今回受験された知人にお願いして、試験会場から問題を送信していただきました。

主観的な難易度も付けました。A:易しい、B:ふつう、C:難しい

問1:(5) A 補助単位。基本問題。
問2:(3) A 基数変換。基本問題。
問3:(3) B NAND、NOR、XORは過去問での出題が少ないが、理解していたかどうか。
問4:(3) C JIS X 0201とJIS X 0208 は過去問でも出題が少なく、どちらか迷う。
問5:(4) A 定番問題。1台分がパリティなので、500GB×4台分が実効容量。
問6:(1) A OMR=光学マーク読み取り。
問7:(2) B 「-R」は一度だけ書き込み可能、「-ROM」は読み取り専用。
問8:(4) B DVIの過去問は少ないが、使っていれば分かる。
問9:(5) B SSDはフラッシュメモリの一種。
問10:(1) A 定番問題。類似の過去問多数。

問11:(3) B 毎秒1kバイトのデータが生成される。
問12:(2) C 予測符号化まで問われると難易度かなり高い。ハフマンとランレングスは可逆圧縮ということは、ある程度学習していれば分かるので、消去できる。
問13:(5) B 無線LANのカタログを見て自分で買ったことがあれば分かりやすい。
問14:(2) A 定番問題。光ファイバとイーサネットの比較は過去問題多数。
問15:(5) B 第7層は最上位のアプリケーション層。
問16:(5) B サブネットマスク。定番問題。
問17:(5) C RARPまでは難しい。ARPは理解しづらいプロトコル。
問18:(3) A 定番問題。物理層といえばリピータ。
問19:(2) B 定番問題。アドレス変換でグローバルIPアドレスの節約。
問20:(3) B IMAP4はあまり使われていないので、知識として押さえていたかどうか。

問21:(1) C VLANの暗号化は可能ですが、必須ではない。
問22:(4) C 利用台数が合計63台。26ビットでは、最大ホスト数62台なので不可。
問23:(3) C DNSの役割を「IPアドレスのホスト名の変換」とだけ覚えていると解けない。
問24:(2) C P2Pの意味を知った上で、各選択肢のサービスを知らないと難しい。
問25:(3) B 概念モデルの意味そのものが理解しづらい。
問26:(4) C カード型データベースは公式テキストにも載っていない。
問27:(1) B 候補キーの出題例がほとんどなく、学習してない人が多そう。
問28:(1) A 定番問題。DBMSでは、利用者が登録したデータそのものが正しいかどうかは分からない。
問29:(3) C この試験で出題するSQLとしては難易度高い。
問30:(2) B ACID特性。

問31:(2) B トランザクションの完了はコミット。
問32:(3) A セキュリティの3要素。
問33:(5) B 認証局の役割を丸暗記してもいいけれど、公開鍵暗号の意味をきちんと理解しておく必要あり。
問34:(1) A 定番問題。共通鍵暗号と公開鍵暗号の比較。
問35:(2) B ハッシュ関数は、入力した文字列長にかかわらず、同じビット長のハッシュ値を出力する。
問36:(3) B SSL/TLSは第4層(トランスポート層)と第5層(セッション層)の間で動作する。
問37:(5) A 定番問題。VPNの過去問多数。
問38:(4) A ソーシャルエンジニアリング。基本問題。
問39:(2) A 没問(不適切出題)だと思います。感染してしまった後では、(1)~(5)のどれも意味がなさそうです。
問40:(1) B アクセスログなので、障害検知の目的ではない。

問41:(2) A 開発工程の基本問題。
問42:(2) B 運用テストが完了したら、検収・納品を行って、実際に運用する。
問43:(3) B UMLの基本であるが、使ったことがないと難しい。
問44:(2) B 統合開発環境のこと。
問45:(1) A DFDの意味の基本。
問46:(4) A 仮想サーバのバックアップならありえるが。
問47:(4) B 基本であるが、ふつうの人にはSNMPがあまり馴染みがない。
問48:(1) B 回線使用率はサーバの性能ではない。
問49:(3) A バックアップ媒体の保存なら、耐火金庫使用はありうる。
問50:(2) B 0.9×0.9=0.81。

 第10回医療情報技師検定試験の合格発表がありました。

 今回も認定者(免除を含めて3科目合格者)の受験番号と、各科目合格者(認定者を含む)の受験番号が公表されていますので、分析してみました。

★認定者の分析

 認定者は1,504名で、そのうち今回3科目受験して3科目とも合格した人は898名です。過年度合格による免除科目があって、今回残り科目を受験して合格した人は606名です。詳しく見ると、次のようになります。

情報処理 システム 医学医療 人数
合格 合格 合格 898
合格 合格 免除 35
合格 免除 合格 33
免除 合格 合格 77
合格 免除 免除 162
免除 合格 免除 125
免除 免除 合格 174
合計 1,504

★不認定者の分析

不認定者については、次のようになります。
今回2科目合格している方は、3科目とも受験して2科目合格し、1科目が不合格だったと判断できます。
今回1科目のみ合格している方については、3科目とも受験したのか、1科目免除で2科目受験したのかは区別できません。
今回科目合格のない方については、3科目とも受験したのか、1科目免除で2科目受験したのか、2科目免除で1科目受験したのかは区別できません。

情報処理 システム 医学医療 人数
合格 合格 不合格 277
合格 不合格 合格 91
不合格 合格 合格 334
合格 or or 363
or 合格 or 332
or or 合格 295
or or or 1,276
合計 2,968

 なお、2011年の第9回試験の分析は、こちらです。
2013年度の情報処理技術系の解答速報はこちらです。

さとさんから、2012年の医療情報技師試験の問題をご提供いただきました。
 情報処理技術系について、解答を作成し、私のコメントを付けました。全部合っているかどうかは保証しませんので、ご了承下さい。

[問1] (4) 定番の2進数の計算問題です。
[問2] (4) 定番の基数変換です。
[問3] (1) ASCIIコードの問題は定番ですが、「7ビットコード」という聞き方は初めて。
[問4] (2) 小さい方の補助単位は初出題。n (ナノ)と p (ピコ)の順序で迷った人が多そう。
[問5] (4) メモリは頻出問題ですが、ちょっと難しいかも。EPROM には、紫外線でデータを消去できるもの(UV-EPROM)があります。
[問6] (4) ノートPCに付いているタッチパッドですが、意外に名前を知らない人も多いかも。
[問7] (1) IDEは2008年以来の出題で、盲点でした。ただ、USB、IEEE1394、RS-232Cがシリアルというのは知っていてほしいので、SATAとの2択に絞れます。
[問8] (4) RAIDは毎年出題の定番です。
[問9] (2) これも定番です。難しくはないでしょう。
[問10] (4) 2011年問10と似た問題です。プログラミング経験がないと、丸暗記で対処するしかないのが辛いところ。
 
[問11] (2) 利用者の立場ではバッチ処理を意識することは少ないので、情報処理の業務に関わっているかどうかですね。
[問12] (3) 定番のA/D変換です。同じ意味の「標本化」と「サンプリング」を混ぜているのが、いやらしい。
[問13] (3) MP3は音楽ファイルと知っていれば、すぐ分かります。
[問14] (3) 無線LANの暗号は少し難しいですが、ESS-IDの役割を知っていればできます。
[問15] (5) プロトコルの基本です。
[問16] (5) WANの基本です。
[問17] (正解なし) この問題は異議ありで、没問にしてほしいです。
(1) IPv6の導入が急速に進んでいるので、(1) は「IPv4アドレス長は32ビットである。」とIPv4とIPv6を区別すべきです。
(2) TCP/IPは、TCPとIPの2つのプロトコルだけを指すのでなく、関連する多数のプロトコルを含む概念です。だから、TCP/IPには、メールの送受信を行うプロトコルである、SMTP、POP3、IMAP4なども含まれます。
(3) この書き方では、TCP/IPは「TCPとIPの2つのプロトコルだけ」と読めるので間違い。
(4) TCP/IPには、コネクション型のTCPも、コネクションレス型のUDPもあります。
(5) これだけは正しいです。
[問18] (5) MACアドレスの基本です。
[問19] (2) 伝送速度の基本的な計算問題です。
[問20] (3) サブネットマスクなので、「/21」の部分だけで考えます。
 
[問21] (5) ARPは2007年にも出題されていますが、なかなか理解してもらいにくいプロトコルです。
[問22] (2) NAPTはIPアドレスとポート番号を変換します。2004,2007,2008年にも出題。
[問23] (2) 厳密には、ドメイン名は正しいが、ユーザ名が存在しないということ。
[問24] (2) NTPは初出題だと思います。
[問25] (5) ちょっと考えさせられますが、主キーは重複が許されないのは明白です。
[問26] (4) INNER JOIN が出てきてびっくりしますが、GROUP BY を知っていれば分かります。
[問27] (5) 薬品ごと、病棟ごとに、日ごとに使用量を記録するので、3つの列の組が主キーです。
[問28] (3) 射影の定義そのものです。
[問29] (4) データの流れを表す図は、DFDです。
[問30] (5) 否認防止は例えば、送信者に「送信した覚えがない」と言わせない特性です。
 
[問31] (3) 公開鍵暗号と言えばRSAです。
[問32] (1) 体格だけでは個人を特定できませんね。
[問33] (5) これは斬新な問題です。5人だと、共通鍵暗号で5×4÷2=10個、公開鍵暗号で5×2=10個で同じ。6人だと、共通鍵暗号で6×5÷2=15個、公開鍵暗号で6×2=12個。
[問34] (1) 問30と同じく否認防止です。改ざんは検知できますが、防止できません。
[問35] 35番=(7)、36番=(2) 電子署名の原理の一部です。
[問36] (5) 分かりにくい問題ですが、これしかない。
[問37] (5) VPNの詳細に立ち入った出題は初めて。
[問38] (5) プロトタイピングの基本です。
[問39] (4) ガントチャートの意味を知っているかどうかです。
[問40] (4) テスト工程の用語に見覚えがあれば、消去法です。
 
[問41] (4) PMBOKをひととおり見たことがないと難しいかも。
[問42] (4) 所要期間の合計が最長のものになります。(5)は矢印に逆行しているのでダメ。
[問43] (4) UPSの仕掛けを知っていれば易しい。
[問44] (3) ライセンス管理の経験がないと馴染みがないかもしれません。
[問45] (4) 定番問題です。
[問46] (4) ちょっと迷いますが、リスクを想定した上で、バックアップの要素を決めます。
[問47] (4) きちんと覚えていないと、フォールバックと迷うかもしれません。
[問48] (3) (50+90+70)÷3=70
[問49] (4) 時間は短い方がいいです。
[問50] (4) I は Integrity です。英語で聞かれると、なかなか難しい。
 
 昨日は医療情報技師試験の日でしたね。解答速報を求めて、このブログを検索している方が非常に多いです。

 私は医療系の専門学校で、IT系科目を教えております。その一環で2005年、2009年、2010年、2011年と、4回受験して4回とも合格しています。

 しかし今年は受験しておりませんので、現時点では問題が手元にありません。「情報処理系」については問題さえ入手できれば、すぐに解答は作れるのですが。(問題文を提供していただける場合は、info@acrux.co.jp へお願いします。テキストファイル、Wordファイル、PDFファイル、画像ファイルなど、形式は問いません。)

 問題を提供していただきましたので、まず情報処理技術系の解答を作成しました。

 10月12日に今年の医療情報技師試験の合格発表がありましたが、11月に入って合格者の統計データが公表されました。そのうち業務内容別の合格者数を見ると、専門学校生は全国で41名でした。2008年までは毎年10人以下でしたが、2009年から40人台に増えています。これは、最近3年ほどの間に、医療情報技師コースを開設する専門学校が増えて、体系的に学生が学べる環境ができてきたためと考えられます。

 ちなみに、私が教えている専門学校では、今年7名の合格者を出しました。全国41名のうち7名なので、けっこうな比率でしょう。当校の医療情報技師コースの在籍学生数はそれほど多くないので、当校での合格率は、社会人を含む全国の合格率34%を上回っていますよ。教えている立場としては、ホッとしました。
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