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カテゴリ: | 2024-09-19 (Thu)
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 講師業のために近所の書店にITパスポートの参考書を買いに行ったついでに、こんな本を買いました。その名も『小悪魔子大生のサーバエンジニア日記』です。平成生まれの現役女子大生が著者というシロモノですが、内容はネットワーク技術の解説本です。もとは、同タイトルで書かれていたブログで、評判がいいので書籍化したというもの。
 雰囲気は見てのとおりです。なんていうのかなぁ、ネットワーク技術が分かっている人が読むと、「そうそう、分かる分かる、例え話で説明すればそういうことだよね」と感じます。ただ、初心者が読むと頭の中が混乱しそうな気がします…。アマゾンの書評も賛否両論です。
 この本は、ネットワーク教育に携わる人が読むといいと思います。授業で難しい話を身近な話に置き換えて説明するためのネタ本ですね。
小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記
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 ICANNが最後のIPv4アドレスのブロックを割り当てて、ついにストックが底をついたとのこと。
 私が最初に就職した会社は、1994年当時すでにIP接続されていました。JPドメインを取得していた組織(大学、研究機関、大企業など)が日本全体で数百組織しかなかった頃です。社員700人ほどの会社でも、クラスBのIPアドレス(グローバルアドレス65,534個)が取れたくらいなので、当時の感覚ではIPアドレス空間は無尽蔵に思えました。
 その後インターネットが普及して、NATやNAPTなど、IPv4アドレスを節約する技術を開発して、だましだまし使いながらここまで来てしまったのです。IPv4アドレス枯渇問題は今に始まったことでなく、昔からさんざん言われてきました。IPv6の話も、インターネットが本格普及するより前の、少なくとも15年前にはありました。こうなる前にIPv6への移行を強力に推進していればよかったのですが、人間お尻に火が付かないと行動しないもので、仕方ないのでしょうか。
 どうでもいいんですが、TRFの“masquerade”という曲のサビ「♪ masquerade! 燃えつきそう」を聴くと、「IPマスカレード 枯渇しそう」と言っているように思えて仕方ない。グローバルアドレスが足りないからIPマスカレードだろう、という突っ込みはなしで。
 

 他の人が書いたネットワーク関係の出版前の原稿をチェックしていて、通信を暗号化するSSL (SSL/TLS)について、あれ?と思うところがありました。

 SSL/TLSはTCP/IPのトランスポート層の上位側で、アプリケーション層との間にはさまって通信を暗号化します。HTTPを暗号化するHTTPSが代表的ですが、アプリケーション層のプロトコルは限定されないので、SMTP、POP3、FTPなども暗号化できます。

 その原稿には、SSLはTCPやUDPの上位側で暗号化を行うと書かれていたのですが、UDPを使うアプリケーション層のプロトコルで暗号化している例があったっけ?とふと思ったわけです。

 SSL/TLSはハイブリッド暗号を使うので、通信に先立ってセッションを確立して、暗号鍵を交換します。UDPはセッションを確立せずに、一方的にデータグラムを送りつける方式なので、そもそも暗号鍵を交換できないではないか?

 Webで日本語、英語のサイトを調べてみましたが、はっきり言及しているサイトが見当たりません。トランスポート層の上位で働くとしか書いていないところが多いし、TCPやUDPの上位で働くとしているサイトも見られます。

 ならば、RFCに当たるしかないので、RFC5246を見ると…
 

 

1.  Introduction

 The primary goal of the TLS protocol is to provide privacy and data integrity between two communicating applications.  The protocol is composed of two layers: the TLS Record Protocol and the TLS Handshake Protocol.  At the lowest level, layered on top of some reliable transport protocol (e.g., TCP), is the TLS Record Protocol.
1. 序文

 TLSプロトコルの最大の目標は、2つのアプリケーション間の通信において、プライバシーとデータの完全性を提供することである。このプロトコルは、TLSレコードプロトコルとTLSハンドシェイクプロトコルの2層から成る。最も低いレベルにおいては、TLSレコードプロトコルは信頼性のあるトランスポート層のプロトコル(例えばTCP)の上に階層化される。


とあります。「信頼性のあるプロトコル」とありますが、UDPには言及されていません。

 それでは、UDPを暗号化するプロトコルはないかというと、DTLS (Datagram Tranport Layer Security)というのがあります。DTLSに言及している日本語サイトは、ほとんど見つかりませんので、RFC4347を見ると…
 

1. Introduction

 TLS is the most widely deployed protocol for securing network traffic.  It is widely used for protecting Web traffic and for e-mail protocols such as IMAP and POP.  The primary advantage of TLS is that it provides a transparent connection-oriented channel. Thus, it is easy to secure an application protocol by inserting TLS between the application layer and the transport layer.  However, TLS must run over a reliable transport channel -- typically TCP. It therefore cannot be used to secure unreliable datagram traffic.
1. 序文

 TLSはネットワーク通信を安全に行うために、もっとも広く利用されているプロトコルである。これはWeb通信や、IMAPやPOPのような電子メールのプロトコルを保護するために広く使われている。TLSの最大の利点は、透過的に接続指向のチャネルを提供できることである。すなわち、TLSをアプリケーション層とトランスポート層の間に挿入することで、容易にアプリケーションプロトコルを暗号化できる。しかし、TLSは信頼性のあるトランスポートのチャネル(典型的にはTCP)上で動作しなければならない。そのため、TLSは信頼性のないデータグラムによる通信を暗号化するのには使えない。


と、こちらには明記されていました。以後の本文中にも、TLSはUDPには使えないので、DTLSを作ったという理由や経緯が述べられています。やはり、UDP上ではSSL/TLSは使えないということでした。
 

 リビングのLANの配線と、無線アクセスポイント(AP)の設置方法を変えました。
【変更前】
テレビの下に無線APを置いて、テレビ、DVDレコーダ、Wii、プリンタからのLANケーブルを無線APに挿していました。無線AP兼ハブでした。
【変更後】
テレビの下に新たにスイッチングハブを置いて、テレビ、DVDレコーダ、WiiからのLANケーブルを挿しました。さらに、長いケーブルでスイッチングハブと無線APを接続し、無線APからプリンタをつなぎました。無線APは高い位置に置きました。
 
仕事部屋からノートパソコンでメールを取り込むときなど、以前はやけに時間がかかっていたのですが、今は短時間で終わります。当たり前といえば当たり前ですが、テレビやDVDからのノイズが無線LANに干渉していたのでしょう。

 
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